広告代理店からのホームページ制作費用の見積もりが高すぎる時はどうする?

ある冬の日、メーカーさんから相談をお受けしました。。。

コロナ禍で弊社も売り上げが落ちてきており、
経費の見直しを迫られています。

そうですね。。。
よく聞く話です。

特に、広告費用やサーバメンテナンス費について、
再検討に迫られております。

ハイ。そうなんですね。

ただ、これまでの付き合いもありますし、
また景気が良くなった場合の事を考えても、
唐突に広告代理店さんとの取り引きを切る決断をすることは、
難しいです。

わかります。
難しいところですね。

ただ。

今回広告代理店さんからのブランドサイト制作の見積もりに関しては、
単価的にも提案的にも、
時代に合っていないと感じています。

そこで、リトルプランさんに相談させていただければと思います。

はい、もう少し詳しく伺っても良いですか?

※フェイクは入れていますが、密かに実話です。笑

ホームページの見積もりについて、広告代理店に詳細を聞く

広告代理店にホームページ管理費用の見積もりを依頼した際、提示された見積もりが想定していたよりも高すぎる場合には、提示された見積もりについて内訳を詳しく教えてもらうようにしましょう。

現在では自社ホームページは重要性が高い上に企業経営に深く関係する事柄でもあるので、内訳を教えてもらった時長い目で見た時に回収可能であると判断できたり、より一層経営の向上に繋がると判断できた時には、提示された見積もりで依頼するのも良い判断です。

一方、得られる利点が大きいものの、会社経営に大きな負担を与える事例などでは広告代理店に対し、提示されたホームページ管理費よりも低い金額にしてもらえるように交渉する必要があります。交渉をする時に念頭に置いておくと良いのが「ホームページの管理費用の仕組み」についてです。

広告代理店のホームページ制作の見積もりってどうなってる?

ホームページは制作時や管理をする時にホームページの全体を対象にして考えるのではなく、1ページあたりや1つの機能を対象にして金額を出していきます

そのため、広告代理店から出されたホームページ管理費用の見積もり高すぎた時には、ページ数を減らすとホームページ管理費用を当初よりも低くすることができます

ページ数が減ると公開される内容も減ってしまうように感じられますが、関係性がある内容であるものの5ページに分かれていた関係性がある内容を1つのページに纏めれば、当初示されていた見積もりの金額を5分の1にできます。

ホームページ制作を少しでも安く広告代理店に行うコツ

また、ホームページ自体や全体の枠組みなど専門家でなければ手がけるのが難しい事柄に関しては広告代理店に依頼し、ホームページの各部に記していくテキストなどは会社の社員が行えばホームページ管理費用が安くなります。

そして、公開する内容や量については変更を加えたくないものの、見積もりの金額が高すぎて1度あたりに支払う事ができないのなら、公開する内容を1度に全て作ってもらうのではなく複数回に分けると費用も分割できて負担が小さいです。

教科書通りの答えとしてはこのような形にはなります。
ただ、現実はこのように実施するのは、
忙しいので、逆に非効率かなと思います。

そうですね。
特に今は業務量が常に多いですので。
また、細かい見積もりを見ても、その各項目の必要性について判定できる人材がいません。

そうなんですよねー。
見積もりについて判断するにはある程度の知識や経験が必要なこともあり、
企業内にそれができる人材がいるかな・・・といえば、難しいところがあるかなと思います。

知識があればディレクター業務を自社で行えばいい。

ではどうするべきか。

ホームページ制作の各工程を分解し、各分野の専門家に個別に依頼する方法です。
具体的に、ホームページ制作の工程は以下のような形になります。

1.要件定義

どういうホームページをどういう目的で制作するか

2.コンテンツ作成

内容を具体的に決めていきます

3.ワイヤーフレーム作成

上記工程で作成したコンテンツを、ホームページの形に作っていきます。
デザインする前に、コンテンツをホームページの骨組みに組み込んでいきます。
そして、情報に過不足ないか、写真はどのようなものが足りていないかなどを検証していきます。

ここは重要な工程です。

4.デザイン作成

ワイヤーフレームという骨組みを、実際のWebサイトの形にWebデザインします。

5.コーディング&プログラミング

WebデザインをHTML+css+jsでコーディングします。

6.テスト&最終調整

出来上がってきたWebサイトを実際にテストして、これでよいか調整します。

ここで、想定ユーザーにサイトを見てもらうユーザーテストなどを組み込むこともあります。

7.サーバにアップロード&公開

実際にHTTPサーバ(レンタルサーバ)にアップロードし、公開します。

8.おまけ

検索エンジンに登録したり、必要なポータルサイト、関連サイトにリンクを設置したりします。

ふぅ。工程が長いですね。

ただ、Webディレクター業務を行えるスキルを持っている人材が少なすぎる

上の項目で、Webサイトを作る工程を記述しました。

それを管理できるWebディレクターがいれば、それぞれを外注して組み立てて行けば、制作費を半分~三分の一程度にできます。

ただ、外注先がうまく見つけられなかったり、外注先のスキル不足で途中で頓挫したり再発注になり、ストレスと経費が余分にかかったりもします。

制作会社でも、Webディレクタースキルが低いのにディレクター業務をしている人を見たことがあります。要件定義もイマイチなので、結果に結びつかず、またデザイナやコーダーの持ち味を生かせず、大変そうでした。

なので、経験があるWebディレクターを雇うのが安上がりかもしれないです。

ディレクター次第でホームページ制作費や制作工数がガラッと変わる

制作会社でも、ディレクター次第で制作費が変わりますし、かかる時間も変わります。

ストレスが少なくWebサイト制作を進めるためにも、ディレクターの選定は慎重にするべきですね。

信頼できるWebディレクターを見つけられない場合は、今まで付き合いのあった広告代理店の方が良いのかもしれないが

ただ、Webデザイナーもなかなか見つけることが難しいです。

その場合は、付き合いがある広告代理店の方が、高くても結果的に安上がりになるかもしれません。確実な制作が担保されます。
まぁ。。。高いですけど。

優秀なディレクターは広告代理店から離れていくことも多い

それでもWebディレクターを見つけたい場合。
広告代理店から独立したWebサイト制作者はいかがでしょうか?

優秀な方は、ある程度経験を積むと、広告代理店から独立して、フリーのWebディレクターや、制作会社を立ち上げたりします。

昔付き合いがあったWebディレクターやデザイナーに、SNS経由などで連絡を取ってみるのも良いかもしれませんね。

余談:ホームページ制作について、相見積もりはどうなの?

相見OKの所の品質は大丈夫か?しっかりとご確認ください。

相見積もり好きの所は、制作には力を入れず、コンペ相手に勝つことだけに力を入れている印象です。

ちなみに、私はめったに相見積もりを請けません。大きな会社であれば、相見積もりになる場合もあるので、コンペ形式でなければ相見積もりに応じることもあります。付き合いの程度に依りますね。

まぁ。。。ホームページ制作費はホントにディレクター次第で変わってくるので、選定が難しいですよね。。。

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